ヤスリからナイフを作る

ものつくり&DIY

かなり前にYouTubeで、たまたまナイフを自作する動画を見てすごいなと感じていました(ナイフを自作するなんて考えたことなんてなかったので)。
鋼の板以外にもスパナや丸ノコの刃などからナイフを自作している動画が沢山あり、いつか作ってみたいと思っていました。

さすがに、ナイフを自作するための工具は揃えることが難しいと諦めていたのですが、ストリートアカデミーというサイトでヤスリからナイフを自作するという講座を見つけ、参加してきました。

東京都八王子市、京王相模原線の堀之内駅から徒歩15分位の場所で行なわれました。
なかなかほのぼのした所でした。

遅刻した訳ではないのですが、すでに始まっていました(なんでだ~?)
まずは誓約書にサインをします。内容は簡単に言ってしまえば怪我は自己責任ですよということです。

見本のナイフが1本置いてありました。想像してよりもかなり小ぶりなナイフでした。
これは削りだしや、焼入れなどを1日で行なうため小型でないと難しいのかと推測されます。
(見本以外にも丸ノコの刃から作ったナイフなど3つほどありました。)

作業開始

各工程の最初に先生の説明があります。作業のコツや電動工具の使い方、こうやると危険ですよということなど、わかり易く解説してくれます。

①ナイフの柄の材料を選ぶ。
サクラ、ケヤキ、黒檀など10種類位ありました。

②ナイフのデザインを決める。
事前に決めていませんでした。過去の作品の写真があったので参考にして決めました。
曲線部分はアールがきつすぎると削るのが大変とのこと、ベルトサンダーのローラーのアール部分を利用すれば楽に削れるとのことでした。

③ヤスリをデザインした形に削る。
ディスクグラインダーを用いて大まかにカットします。その後ベルトサンダーで削っていきました。
ベルトサンダーを初めて使いました。最初は少しビビリながら作業していましたが、だんだん感覚がつかめるようになりました。
アール部分もうまくいきました。

 

 

④刃の角度に削る。
刃の先端部分が0.5mmになるように削り出します。冶具を使うので角度をキープして削るのも簡単です。

⑤焼入れ、焼戻しを行なう。
バーナーで炙って高温にして水に浸けます。すぐに取出して約180℃の油にいれて30分位浸けておきます。
ここで焼鈍し、焼入れ、焼戻しの座学がありました。なぜ180℃の油に入れておくのか判るようになりますよ。

⑥表面を綺麗に削り、刃付けを行なう。
焼戻し後はすす?などが付いているため、再度ベルトサンダーで綺麗にし、刃付けを行ないました。

⑦柄を取付け、形を整える。
あらかじめ大まかに削っていた柄を5分硬化の接着剤で取り付けました。
硬化後、ベルトサンダーで木と鋼に段差が無いようにし、握りやすいように加工します。

⑧柄に蜜蝋を塗る。
蜜蝋を塗って艶を出します。

作業に集中してしまって、写真を撮り忘れることが多くなってしまいました…。

まとめ

1日があっという間に過ぎました。うまく出来ていない箇所もたくさんありましたが本当に楽しかったです。

とくにナイフが好きとか知識があるとかではなかったのですが、家で出来上がったものを見てすごく満足感に浸ってます。

刃の形状もいろいろあるようですが、今回はなんとなくかっこいいかなと思ってこの形状にしましたが、また作る機会があれば別の形にも挑戦してみたいですね。

講座ではそこまで切れるほどの刃付けではなかったので、砥石を購入して切れ味をあげていこうと思っています。

この講座を見つけたストリートアカデミーについて
DIYだけではなく、ビジネスやIT、写真、料理、フィットネスなどいろいろあります。
今回のナイフを作るようなちょっと変わったものも結構あり(魚をおろすや包丁を研ぐなど)、サイト見ているだけでもおもしろいですよ。

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