部屋の片付けをしていて、不要な本はBOOK OFFに売りにいっているのですが
今すぐは読まないけど、もう一度読みたいなと思う本が結構あり、これをどうしようか悩んでいました。
数冊は手で押さえながら、スマホのスキャナアプリで読み取っていましたが、歪みがあったり、手が写っていたりして微妙な感じでした。
スタンド型(見開き)スキャナーといえば、ScanSnap SV600ですが値段も高いし置き場所も取りそうなので買う気になれず、また、フラットベッドスキャナもありますがこれも買う気にはなれません。
非破壊自炊で検索をすると自作している人が結構いるんですよね。
製作費用もそれほどかからないようなので、自作(真似)してみました。
作業開始
今回、作ったのはYou Tubeで見つけたHiroshi Yanagisawaさんのbook shooter 5です。
1ページづつスマホで写真を撮り、後でPCでPDFファイルにするタイプになります。
この方は、数種類のスキャナーを自作している人です。
用意したもの
・ガラス板1枚
・アルミ板1枚
・ダイソーのスチレンボード1cm厚2枚
・接着剤
・スマホケース
・黒のスプレー
以上になります。
なるべくお金をかけたくなかったので、ガラス板は故障して廃棄予定の複合プリンターから取り出しました。スチレンボートとスマホケース、スプレーはダイソーで、アルミ板と接着剤はホームセンターで購入しました。
設計図は動画上で公開しているので、参考にしてCADで描きました。
使用するガラス板が大きかったため、ガラス板に合わせて拡大し印刷しました。
印刷したものを、各部材ごと切り抜いてスチレンボードのせてフチをペンでなぞり、切り出します。
アルミ板は1.0mmのものを使用しました。切断は最初にハサミを使おうとおもったのですが、端部が波打ってしまうので、カッターで切断しました。片面をスプレーで塗装しました。
後は、接着するだけです。簡単です。
スマホカバーは所有している機種用のものは売っていなかったので、iPhone用を半分に切断して、スマホがスライドして入るように上部も取り除きました。
完成したものがこちらです。
実際に使用してみた
撮影
Hiroshi Yanagisawaさんは机の端に置いていましたが、使用したガラスの重さのせいで机の端に置くと落ちてしまうので、四角いバケツがちょうど良い大きさだったので上に乗せて使用しています。
ダイソーでBluetoothリモートシャッターを購入しました。これが無いと不便です。
1ページづつ写真を撮っていくので、正直かなり面倒です。
撮った写真をみるとちょっと薄暗いですが、これは使用しているライトのせいでしょう。
強度も少し不安があります。本を強く押し付ける必要はないのですが、壊れてしまいそうな気がしてしまいます。
PDFファイル編集
自分の場合は、撮影した写真をスマホアプリを使用してPDFファイルにしています。
アプリ上で写真を読み込ませページの向きと本と背景の境界線(これに関しては修正はあまりないと思います。)を修整します。
修正が終わったら、PDFファイルに変換して終了です。
まとめ
強度を考えるとスチレンボードではなく、MDFで作ってみるのもいいかと思いました。
ページ数の多い本はかなり大変だと思います。
また、撮った写真をアプリを使ってPDFファイルにする作業もあるので大量の本を一度に作業するのは、現実的ではないです。
連続して撮影すると、スマホがすごく熱を持つので章ごとなど区切って作業をした方が良さそうなので、暇なときに少しづつ行なおうと思います。
出来上がったファイルは、ページの歪みや手の写りこみがないのでかなり満足しています。
新型コロナウィルスで自粛期間中なので、非破壊自炊を頑張ろうと思います。
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