マキタ インパクトドライバーを分解(修理)してみた

Try

マキタのジャンク品のインパクトドライバー本体(TD137D)が手に入ったので分解してみました。直せたらラッキーです。DIYでマキタのプロ用を購入するのは贅沢すぎですからね。

インパクトドライバーの症状ですが通電はしているが回転しないとのことでした。
まれに回転するがすぐに止まってしまうことがあることも聞きました。

故障の原因を探す

ビスをすべて外し、カバーを取り外しました。

次にモータ部分とハンマーケース部分を分離しました。

モーター部分は見た感じ大丈夫そうだったので、ハンマーケースを分解に移りました。
めちゃくちゃきつく締めてあるので開かないと思ったら、逆ネジでした…。
それでもかなりきつく締まってましたが。

ハンマーケースの蓋をあけアンビルなどを引き出した後、中に多数の円柱状のものと破断した金属片がありました。取出してグリースを拭き取ったものが下の写真です。

金属片は何かわかりません。
円柱状のものはベアリングらしいです。
ベアリングも詳しく見ると破断しているものや磨耗しているものがあります。
磨耗の仕方もそれぞれ違っています。

ベアリングが本来あるべき箇所からはずれてハンマーケースの中で散らばり、
それが回転の邪魔をしてしまったのではないかと推測されます。

修理できるのか?

回転しなかった原因は推測できましたが、ベアリングがどういう状態にあったのかがわかりません。

困ったときは、google先生です。

同じ型番のインパクトの軸ブレを直している方の記事がすごく参考になりました。

ハンマーケースを交換すれば修理できそうです。
ハンマーケースの先端にベアリングがセットされているようです。
値段は1200円、修理する価値がありそうです。


部品の購入

最初はネットで購入しようと思っていましたが、送料がかかるので通勤途中にある建材店で取り寄せてもらいました。展開図もこのお店で手に入れることが出来ました。
朝に取り寄せをお願いして、夕方すぎには届きましたと連絡がありました。仕事早っ!!
値段も税込みで1000円弱でした。ネットで購入していたら送料込みで1800円位するのでうれしい誤算。

新しいハンマーケースの写真です。
ベアリングがあるのが分かります。
修理はアンビルなどを入れ替えるだけなので簡単でした。
それより、ハンマーケースカバーを取り外すのが一番大変でした(笑)
強引にはずそうとすると割れてしまいそうで精密ドライバーを3本駆使してなんとか取り外しました。

交換・組立てが終わり、動作確認をしましたが、異音などもなくちゃんと回転しました。
後日、アルミの角柱(厚さ2ミリ位)にドリルで穴を開けられることも確認しました。

下の写真の左側は故障したもの、右側は新品のハンマーケースです。
故障したほうの中心の左上部分に破断した跡が見えるのが分かります。

まとめ

あまりインパクトドライバーを使う機会はないですが、マキタの工具を見ているだけでテンションがあがりますね。今回は運よくハンマーケースの交換のみで、しかも修理も簡単に済んだので本当にラッキーでした。

これがモーター部分だったら部品代も高額になるので諦めていたと思います。

 

p.s.
インパクトドライバー本体しか貰っていないのに動作確認が出来るのか気づいた人はいないと思いますが、自宅で使用している掃除機がマキタのコードレスクリーナーでインパクトと同じ14.4Vのバッテリーを使用しているためです。もちろん充電器もあります。
マキタの掃除機を持っていて良かった。

さらにp.s.
展開図と名称


コメント

タイトルとURLをコピーしました